インサイダー取引

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インサイダー取引というのは、会社の経営・財務など投資判断に影響を及ぼすような
未公表の重要事実に基づいて、立場上その情報を知るに至った会社関係者が、
情報公開前にその会社の発行する株式の取引を行うことで、内部者取引とも言い、
証券取引法で厳しく規制されています。
重要事実というのは、どういうことがあるのかと言うと、株式等の発行・資本の減少、
自己株式取得、株式分割、合併、会社の分割、営業または事業の全部または一部の譲渡
または譲り受け、新製品または新技術の企業化、業務上の提携などがあげられます。
インサイダー取引は証券市場の信頼を損なう代表的な不公正取引です。
インサイダー取引を禁止する理由は投資者保護、証券市場への信頼確保が目的と
されています。
インサイダー取引を行ったときの罰則は、5年以下の懲役、もしくは500万円以下の罰金、
またはこれらの併科となっています。
証券会社を通して、オンラインで株式の売買を行う時も、その株の取引はインサイダー
取引に当たらないかどうか、警告文が出るネット証券会社もあります。
自分がうっかりと、インサイダー取引に当たる取引をしてしまっていないか、今一度
注意しないといけないですね。

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このページは、 itosuiが2007年12月 2日 10:50 に書いたブログ記事です。

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